4.
雲がシャボン玉になってしまった。

キャラクターの絵が完成した。

今度は、
絵の中のキャラクターの位置や、
眠っているキャラクターの表情などを確認した。

いろいろなキャラクターを
一つずつ見ながらチェックした。

ところが、
何かがおかしい。

最初の絵をもう一度見た。

雲がふわふわしている。

次の絵も大丈夫だ。

でも、
後ろにいくほど
少しずつ変わっていた。

最後のほうになると、
雲がおかしな形に変わっていた。

シャボン玉みたいだ。

見方によっては、
発泡スチロールの粒にも見える。

あれ?

いつから、
こんなふうになったんだ?

最初は、
間違いなく雲だった。

でも、
AIが描き続けているうちに、

少しずつ
変えていったらしい。

僕は、
雲を変えてなんて
一度も言ってないのに。

結局、
最初から描き直すことになった。

第02巻・第04章の挿絵